股関節の痛みの原因?自律神経との関係を紐解く

医療機関で改善しにくい股関節痛や変形性股関節症による痛み。

整体実績から、股関節痛や変形性股関節症は、臼蓋形成不全や軟骨の状態など、骨格的な問題が必ずしも関係しているとはかぎりません。

生まれつき股関節が構造的に不利な状態である診断を受けた方でも、痛みの無かった時期があった。これはなぜか?自律神経が関わる緊張の蓄積現象で説明がつくのです。

良くなりたい、少しでも楽になりたい方に何らかのお力になればと、整体実績を基にまとめた改善へのヒントのページです。

股関節の痛みは自律神経の乱れがかかわって起きている

医療で異常が無いことが前提ですが、施術実績から言えるのは、

股関節痛は、

  1. 冷え(温度差)・ストレスが関わる自律神経の乱れ
  2. 自律神経の乱れによる緊張の蓄積現象
  3. 筋膜を通じた緊張の連動現象

によって起きています。

自律神経の乱れと緊張の蓄積現象

ストレスにより自律神経が乱れて、内臓や筋膜(筋肉)に緊張が入ります。

  • イライラしたら胃が痛くなる
  • 緊張したら下痢をする
  • 試合の時にはいつもの実力が発揮できない

など。

これらであれば一時的な緊張であることが多く、ストレス事象が過ぎると緊張は開放されます。

しかし、

  • 継続的なストレス要因
  • 一度に複数のストレスがかかる

このようなことがあると、緊張がカラダにかかったまま残ってしまう場合がある。

入ってくる量が多いと上乗せでかかって量が増えます。

これを緊張の蓄積現象と呼んでいます。

継続的ストレス要因とは、

  • 冷え(温度差)ストレス
  • 責任感・不安・不満・感情の抑圧ストレス
  • 物理的刺激に対する防御反応

これらが代表的なものです。

緊張の蓄積現象と股関節痛の関係

緊張の蓄積が、股関節や足の付け根や臀部などに集中すると、その箇所の緊張が高まります。

緊張の高まりがカラダの許容範囲を超えると、股関節の痛みとして現れます。

筋膜を通じた緊張の連動現象と股関節痛の関係

カラダ全体が筋膜で覆われていますので、他部位の緊張からの影響で不調が現れる場合があります。

連動現象と呼んでいます。痛い箇所に何か起きているわけでは無いのに、他部位の緊張からの連動で、股関節周囲の緊張が高まり痛みに関わる場合があります。

蓄積が減るとその場で痛みが変化

股関節の痛みは、自律神経が関わる緊張の蓄積現象と、筋膜を通じた連動現象によって股関節の緊張が高まり痛みになっている状態。

自律神経に着目した整体では、緊張の蓄積を減らす技術があります。

蓄積の大半は、本来は抜けていても良いはずの古い緊張が抜けにくくなっている状態なので、【整体チェック法】を使ってそれをカラダに気づかせ、開放するように促していけば蓄積が減り、その場でカラダが緩んでいきます。

緊張の蓄積が解放されるイメージ図

緊張の蓄積が解放されるイメージ図

以下、改善事例を基に、緊張の蓄積と連動がそのようなリレーションで起きているかの解説です。

変形性股関節症と緊張の蓄積との関係

臼蓋形成不全と診断された変形性股関節症 50代女性

「元々、20年くらい前から変形性股関節症で、これも辛いのですが。」

「9ヶ月くらい前から、右の二の腕がパソコンしている時に疼くようになってきて。」

動いていただくと。

右腕の痛みは肘を曲げて動かすときに痛み。

右股関節は仰向けで横に開くと開きにくく臀部に痛み。

歩きの確認では、右足に体重がかかるときはカラダが3cmくらい沈んでアンバランスになります。

改善回数

3回の施術で、股関節の痛みがでなくなりました。(詳細はブログ→変形性股関節症でも?

整体チェック法でみた不調との連動部位

(腕痛)

  • 冷えによる内部の緊張との連動 40%
  • ストレスからの影響 20%
  • 腹部の緊張からの影響 20%
  • 太ももの緊張からの影響 20%

(股関節の不調)

  • 冷えによる内部の緊張との連動 40%
  • ストレスからの影響 20%
  • 腹部の緊張からの影響 20%
  • 肩の緊張からの影響 15%

解説

生まれつき不利な状態で弱い部位。

その進行具合にもよりますが、整体的不調要因を取り除くことで、良い方向に変化していくことは多々あります。

当然、生まれついた状態が変化するわけではありません。

弱い箇所を補う仕組みが活性化して、不利な箇所の影響が少なくなるわけです。

痛みに関しては、痛みが出る前から臼蓋形成不全はあったことを考えると、緊張の蓄積の影響の方が多かったのではないかと施術経過から感じるところです。

変形性股関節症で脛から股関節までズキズキ痛む 50代女性

リンクご参照ください

「左すねから股関節にかけて痛みが出ます。」「寝ていても痛くて、変形性股関節症と言われました。」「かがむのが難儀で、全体が固い感じです。肩こりも強いです。」50代女性。

冷え(温度差)と股関節痛の関係

大きな家具を移動したのが原因?股関節の痛みが抜けない 60代女性

「4ヶ月くらい前に、大きな家具を移動した後、左腰回りに張りが残って。」

「それが影響していると思っているんですけど、左股関節が痛くなって足を広げる動きや支えた時に痛みが出るんです。」

立位で左足で体を支えると左股関節側面に痛み、座って膝を広げると左膝が45度の角度しか開かなく痛みが立位と同じ位置に出る。

他に、事故以来の右肩の痛み、首の付け根の痛みがあります。

改善回数

4回の施術で改善しました。

(詳細はブログ→大きな家具を移動したのが原因?股関節の痛みが抜けない

整体チェック法でみた不調との連動部位

(股関節痛)

  • 冷えからの内部の緊張との連動 70%
  • 胸の緊張との連動 20%
  • 背中の緊張との連動 10%

(肩の痛み)

  • 冷えからの内部の緊張との連動 20%
  • ストレスの影響 30%
  • カラダ全体を覆う緊張との連動 35%
  • 骨格的影響 15%

マスキング層として

  • 交通事故(35歳)
  • 事故に伴う手術
  • 他、手術2件
  • 家具を運んだ時の緊張層

が反応。

解説

今回、カラダ内部の緊張との連動が強く左股関節に影響していました。

引き合いが起きている状態をイメージしていただければ良いと思います。

内部の緊張との連動はカラダのどの箇所にもかかわってきます。

つまり、「大きな家具を移動した」という事象は、連動がどこにかかるかのきっかけになっていただけで、左腰から左股関節に連動が移っていったと解釈しています。

痛みが出ている箇所に原因はないということになります。

ストレスと股関節痛の関係

朝歩けない左股関節の痛み 40代男性

「1週間前から、左おしりから股関節にかけて痛みが出てきました。」

「病院の検査では異常無くて坐骨神経痛と診断されました。」

「特に朝は痛くて歩けないんです。」

左足が着けないような状態で、そろりと歩かれています。

朝、痛みが強まるということは冷えか?

改善回数

1回の施術で股関節の痛みが消えました。

(詳細はブログ→朝歩けない左股関節の痛み

整体チェック法でみた不調との連動部位

(股関節の痛み)

  • ストレス系 90%

解説

冷えの影響もあったのですが、主はストレスの影響でカラダの許容範囲を超えて痛みになっていたケースです。

最後に残ったストレス系の緊張が何で起きているかヒアリングでわかったので、痛点との開放の手法でうまく消すことができました。

「最近? こないだいらんことして、機械を〇〇してしまって...。」

責任感ストレスは大きな緊張として、痛みに関わることがあります。そして、このような事例は他の部位でも実例があります。

側弯症と股関節痛の関係

側弯症のお客様の股関節の痛みと首の痛み 40代女性

「首の痛みと股関節の痛みが強くて、ずいぶん前からです。」

「首と股関節の痛みが連動している感じがあります。」

「整形外科に行っても、側弯症だから仕方ないねって感じで。」

動いていただくと、首は後ろと横全体に張りと痛みがあり頭を動かしにくい、股関節は開いたり抱えたりで痛み、腰の痛みもあります。

股関節は車の乗り降りなどの動きで特に辛さを感じる。

改善経過

(股関節の痛み)
1~6回目まで

  • 毎回の施術で痛みと可動域が少しずつ変化するが、根幹の痛みは残る
  • 5回目の施術後しばらくして足の不安定な状態が強く出てきた
  • 6回目の施術後、車の乗り降りで足を持ち上げないといけないような痛みと力の入りにくさが出た

7回目以降

  • 7回目の施術後、手で足を持ち上げなくても車に乗れるようになった
  • 8回目の施術後、膝の外れそうな感覚が出てきた
  • 9回目の施術後、足が横に開きやすく体操がしやすい
  • 10回目の施術後、普段の動きで、股関節の辛さ感じない様になった

(詳細はブログ→側弯症のお客様の股関節の痛みと首の痛み

整体チェック法でみた不調との連動部位

(股関節の痛み)

過去のマスキングと心的ストレスの残緊張が多重に蓄積したケースでした。

7回目の施術が改善を早めるキーポイントになりました。

  1. 6回目の施術後しばらくして強い痛みが出てきた
  2. 少し前にあった心的ショックが影響していることがわかった
  3. その場で痛みが消えたことで痛みとストレスの関係をご理解いただけた
  4. 過去のストレス的出来事や我慢してきたことなどを自主的に話していただけた
  5. マスキングや根幹の蓄積層が明確になり根幹へのアプローチが可能になった

6回目まで、痛みの変化はあり、徐々に良い方向には変化していましたが、根幹の蓄積層に辿り着けていない感がありました。

7回目の施術がきっかけでお客様の施術に対する理解が深まり、根幹の蓄積にアプローチできる情報を得ることができたわけです。

解説

マスキング現象が多重にかかわり、特定しないと開放できないストレスが関わっていたので回数がかかってしまいました。

12歳で側弯症が発症して、色々なことを試してこられたことも、結果的にカラダに合っていなくて、防御反応として緊張が発生し、蓄積を加速していました。

側弯症自体は遺伝なので変化することはありません。

しかし、痛みと側弯症との相関については、当院ではあまり無いものと考えています

痛みは、緊張の蓄積によって後天的に発生したもので、側弯症だからとあきらめなくてもよいのではないかと、他の事例からも感じるところです。

マスキング現象についての詳細↓

マスキング現象にアプローチできると改善が早まる
整体におけるマスキング現象とは。 単純に言えば、カラダを広い範囲で緊張層が覆ってしまって、その奥にある緊張層が自然には抜けにくくなる現...

他の股関節痛事例は下記ブログリンクをご参照ください

気を付けるべき生活習慣

冷え(温度差)による内部の緊張については、自律神経の乱れという意味で、意外と盲点になっていて、一部の実績を出せている医師や治療̪師からしかこの提案が聞かれないのが実情なのです。

根本解決を考えた場合、温度差による自律神経の乱れを日常の中で抑える努力をされている方は、改善が加速的に早まることを日々の施術から感じています。

温度差を日々リセットするために、冷え取りが有効ですが、冷え取りの湯温には個人ごとの最適値がありますので注意が必要です。お客様ごとに整体チェック法で温度と時間を確認してお伝えします。

ショック療法やきつい療法は、防御反応が働く場合があるので注意が必要です。

マスキング的に緊張層が抜けにくい状況になることがあります。

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