坐骨神経痛はストレッチをしないほうがよい

検索をすると、ストレッチで坐骨神経痛が治るという記事が目につきます。

実践しているあなた。

坐骨神経痛。悪化していませんか?

カラダの理論から考えると、当院ではNOです。

痛い箇所にはストレッチなど刺激は入れないほうが良いと考えています。

実際に、ストレッチや強いマッサージによって悪化されて来られているケースが多いので、ご参考としてこのページを作成しました。

痛みはカラダが発するシグナルなので、必ず理由があります。

ストレッチやマッサージでその理由がなくなるわけではないので、改善を目的としてその手法は使わないほうが安全です。

ストレッチや強いマッサージで悪化してご来院された事例

治療院で2ヶ月間ストレッチやマッサージで悪化【右のお尻から足先まで痛みと痺れでカラダが曲がらなくなった】

「右のお尻が一番痛くて、足先まで痺れがあります。」

「最初(半年前)は、お風呂上りに電気が走る感じが時々だったのが、寝るのが辛くなってきて整形外科に行きました。」

「整形外科の検査では異常なしだったので、治療院に2ヶ月通いました。」

「寝るときの痛みは消えたのですが、治療院に通う前はできていた前屈ができない様になって、車に乗ると痛いし、椅子に座って靴下が履けないです。」

40代女性。

前屈をしていただくと、

前屈(ご来院最初の状態)

お尻から下の痛みと痺れでほとんどカラダが曲がらない状態です。

後屈も同様で、手を挙げてもお尻が痛む状態。

整体要因リレーション

右の坐骨神経痛

  • 冷えからの内部の緊張との連動 20%
  • 全身に覆われた緊張層との連動 50%
  • 股関節とハムストリングスの緊張との連動 20%

全身に覆われた緊張はストレス系の緊張が反応してきます。

刺激に対する防御反応と心的と思われるストレス系緊張層です。

マラソン大会に参加された時のマスキング層もかかわっていました。

初回施術

整体チェック法で緊張を捉え、蓄積を開放する施術を行います。

5回ほど再調整を繰り返して、立位はおしりに違和感、前屈で右お尻に少し痛み、後屈は腰に少し痛みが残るが、可動域はアップして終了。

初回の前屈の可動域変化の比較図

2回目 前回から5日後

初回、緊張の蓄積が減った分の変化がその場で起きましたが、日の経過で奥に潜む緊張が表面化することで痛みや可動域は少し戻ります。(好転反応)

初回同様の施術で可動域は前回終了と同じレベルで終了。

2回目施術の前屈の可動域変化の比較図

3回目 前回から11日後

戻りはありましたが、施術後の可動域アップ。

施術中の痛みは変化してますが、日常ではまだまだ辛さがあります

3回目施術の前屈の可動域変化の比較図

4回目 前回から21日後

前回の術後、車に乗る時の痛みの頻度が少なくなってきました。

4回目施術の前屈の可動域変化の比較図

5回目 前回から17日後

怪我のトラブルがあって、その影響を取るのが主になりました。

可動域の変化は平行線です。

5回目施術の前屈の可動域変化の比較図

6回目 前回から21日後

日常での大きな変化を感じていただけるようになりました。

「そんなに痺れを感じない。気にならなくなって。」

「ちょっといっぱい歩くと腰にくることはありますけど、お尻は違和感が減って動かしやすいです。」

「だから、靴下履くのも履きやすくて楽になりました。」

よかったです。

6回目施術の前屈の可動域変化の比較図

7回目 前回から23日後

「日常の普通の動作では痛みは出ません。」

「走ったりジャンプでお尻に少し出ます。」

「家で前屈すると、床に指が着く時もあるんですよ!」

さらに調子良くてよかったです。

可動域もさらにアップこの施術で、区切りになると思います。

7回目施術の前屈の可動域変化の比較図

(※後屈についての経過が表現されていませんが、前屈に比例する形で後屈の可動域もアップしています。)

ご自身でストレッチをして悪化【しゃがむと痛い坐骨神経痛 】

「3週間前から右のお尻から足首まで痛みがでるようになって。」

「それが出る前は腰痛で、それが治ったと思ったらお尻に出てきたんです。」

「しゃがむのが特に辛くて、昨日は横に寝ても痛い状態になっていました。」

「座るのと歩くのは大丈夫です。」

30代女性。

痛みの出方としては良くあるケース。

しゃがみ、横になった時、後ろにも反れていない状態。

整体要因リレーション

坐骨神経痛:

  • 冷えによる内部の緊張との連動 30%
  • ストレス系 30%
  • 背中の緊張からの影響 20%
  • 首の緊張からの影響 10%

初回施術

整体チェック法で緊張を捉え、蓄積を開放する施術を行います。

中間で動いていただくと、

動きの確認に対して防御反応が働いて痛みが出ています。

「あ。前の日にストレッチをしました。それで余計に酷くなったんです

カラダの防御反応を抑えて確認。

「立っている痛み減っています。」

「戻すときの痛み減ってきています。」

再調整で、

「さっきよりいい。」

「しゃがむのも痛み減っている。」

微調整を行い、

痛みが軽減した状態で終了。

冷え取りの最適値をお伝えしました。

2回目 2日後

「痛い。最初の状態に戻っています。」

緊張層の蓄積量が多く、ストレスの元も現在進行形なので、まだ戻りやすい状態です。

2回目は初回より施術はスムースに進み、痛みが消えた状態で終了できました。

3回目 11日後

「朝、靴下履く時が一番痛い。」

「寝ている時の痛みは緩んできました。」

日常でも変化が出てきました。

よかったです。

動きの確認では、前後屈、しゃがみ、靴下履きで痛み無し。

朝の靴下履きで痛みが出るだけみたいです。

4回目 一ヶ月後

「調子よいです。」

「痛み無いけど、余裕を作るために来ました。」

もう大丈夫ですね。

強いマッサージで悪化【痛み止めが切れたら動けなくなる坐骨神経痛】

「2週間前くらいに、腰から左足にかけて痛みが出て、辛いので治療院に行きました。」

お尻から足にかけてしっかり揉んでくれたのですが、後で動けないレベルの痛みになりました。」

「整形外科でMRIしたら、小さなヘルニアがあるくらいで、坐骨神経痛と診断されました。」

40代男性。

薬が効くので、お仕事はなんとかできているが、切れると動けないレベルの痛みに襲われるらしいです。

立位で左股関節外側の痛み、太もも外側の痛み。

整体的要因リレーション

  • 冷えからの内部の緊張との連動 40%
  • ストレス 15%
  • 他部位からの影響 40%

初回施術

整体チェック法で緊張を捉え、蓄積を開放する施術を行います。

防御反応などを解除していくと、かえって痛みが強く出てきます。

途中、尾骨が何度も反応します。

「あ、そういわれたら、3回ほど段差から落ちたことがあります。」

「骨折した時もありました。」

関連した緊張層を解放していくと、痛みの位置が変化していきます。

最終、左太ももと股関節側部の痛みは無くなり、左腰と左臀部の痛みが残って終了。

2回目 3日後

「昨日の夜からましになってきました。」

「今日は薬を飲まずに来ています。」

動きでは、左太もも側部が前屈で痛みます。

今回も、緊張層解除ごとに痛みの移動現象が現われて、

最終、左太もも側部に少し残った状態で終了。

3回目 5日後

「昨日からすごく楽になってきました。」

「いつも、朝、起きるときが特に辛いのですけど、今朝はそれもなくて、10分の1レベルしか痛みがでていません。」

よかった。

順調です。

施術後は、動いても違和感レベルで終了。

この後の施術はメンテナンス間隔で大丈夫でしょう。

3事例とも改善に回数が多めにかかっています。防御反応はカラダが守ろうとして入れている緊張なので、開放に手こずる場合があるのです。

痛い箇所へのストレッチや強いマッサージでなぜ悪化するのか?

自律神経など無意識に働いている器官が刺激に対して反応してきます。

具体的には、刺激箇所に緊張を入れてくる傾向があります。

以下引用は、肩こりさんを集めて、肩の硬さを計測機で測って、肩もみと肩たたきを行った後の肩の硬さの推移です。

☆2013/2/19放映 カスペ『間違いだらけの健康ジョーシキ』より抜粋
【肩こりは揉んでも治らない】
東京女子医科大学東医療センター 神戸克明先生(整形外科医)

肩もみ前後の肩の固さの推移

肩もみ前後の肩の固さの推移
{肩の固さを計測機で測って、揉んだ後、硬さがどの様に推移するかの実験}
一旦、やわらかくなりますが、2時間後には揉む前より硬くなっている。

肩たたき前後の肩の固さの推移

肩たたき前後の肩の固さの推移
{肩の固さを計測機で測って、肩たたきの後、硬さがどの様に推移するかの実験}
若干、やわらかくなりますが、2時間後にはたたく前よりはるかに硬くなっている。

カラダの防御反応が緊張を高める

上記引用のどちらも施術前より硬くなっていること。そして、『たたく』という強い刺激では『揉む』行為より硬くなっていることがグラフから読み取れます。

これは、無意識にカラダを守ってくれている機関(自律神経)が刺激に反応してその箇所に緊張を入れていると解釈しています。

これを当院ではカラダの防御反応と呼んでいます。

つまり、硬い箇所や痛くて緊張の高まった箇所に刺激を入れると、

  • 直後は数値が低くなる(緩んだ感覚)
  • 2時間後くらいに刺激前より硬くなる

ことで、結果的に悪化方向に緊張が高まる傾向がある。

刺激直後に緊張が緩和するので、その場では「楽になる。」と感じて繰り返し受けていると、トータルでは悪化の方向に不調の状態が傾いていくわけです。

当院では中から緩める手法で改善

坐骨神経痛も自律神経が関わる緊張の蓄積現象と筋膜を通じた連動現象によって発生しています。

緊張の蓄積が減るとそれに合わせて辛さが減っていくイメージ図

緊張の蓄積が減るとそれに合わせて辛さが減っていくイメージ図

蓄積は、その大半は過去の古い緊張であることが多く、整体チェック法で古い緊張を捉えて、カラダ(脳)に開放するように促していく手法で、緊張の蓄積を減らしていくことが可能です。

既に開放されていても良いはずの緊張に対して、「開放しても良かったんだ。」と、カラダに気づかせていく手法です。

カラダ(脳)が開放してくれるので、中から自然に緩んでいくのです。

そして、緊張の蓄積が減るに比例した、痛みや可動域の変化がその場で起きます。

緊張の蓄積現象については下記リンクをご参照ください。

実績からわかった整体的不調の発生メカニズム
整体チェック法を使った施術でその場で起きる変化から、『どこに何の技を入れて変化したのか。』を知ることができます。 入れた技の種...

【Sub Page】