ストレッチをしても可動域が広がらない股関節痛のあなたへ

股関節の痛みを我慢してまでストレッチを頑張っているのに、可動域が広がらないあなたへ。

ストレッチ自体は良い健康法ですが、痛みが出ている方が行っても、可動域が広がらないだけでなく悪化する場合があります。

何故、痛みがでているのか?可動域が狭くなっているのか?

技をかけて、その場で起こる変化や経過を基に、ストレッチがなぜ有効に働かなかったかのメカニズムと股関節の不調の改善へのヒントをまとめました。

股関節の可動域制限がストレッチで改善されなっかった訳

ここでは、元々股関節の可動域が十分で、大きな左右差が無い状態の方の柔軟性向上を目的としたストレッチを取り上げているのではありません。

  • 股関節に痛みがあって可動域も狭まってきた
  • あぐら様に座って膝を開いたら前より開きにくい
  • 立って足踏みする時に足が上げにくくなった

この様な不調がある方がストレッチをかけることの是非を整体実績を基にまとめています。

股関節の可動域制限は他部位との引き合い現象がかかわっている

股関節痛・股関節の可動域のページ

医療機関で異常無い股関節の痛みや可動域。 もしくは、変形性股関節症と診断されたが手だて無く、整体的要因を取って少しでも楽になり...

では、自律神経の乱れと緊張の蓄積現象。そして、筋膜を通じて起きていると思われる緊張の連動現象(引き合い)が股関節の不調にかかわっていることについて解説しています。

ここでは、股関節の可動域制限について詳しく説明していきます。

  • 緊張の蓄積が高まると関節に制限がかかる
  • 他部位との連動現象で関節に制限がかかる

緊張の蓄積現象で股関節痛になっているイメージ図

つまり、股関節の可動域制限を解消したい場合、

  • 全身の緊張にアプローチする必要がある
  • 緊張は自律神経の仕組みが入れている現象

このことを理解しながら改善を進めなければ、股関節の可動域は改善しないのです。

つまり、緊張に対して、一つ一つ自然な解放を促して、各部位との引き合いを取っていきます。

実例で見る股関節の可動制限の改善 Aさんのケース

「昨年の秋から、右の股関節が左のように開かなくなった。」

「痛みもあります。」

70代女性A様。

初回施術

股関節の可動域制限 施術前後の変化
股関節の可動域制限 初回施術前後の変化の写真

股関節の可動域制限 初回施術前後の変化の写真

施術前:特に右股関節が硬く痛みも伴う、かかとを手前まで引き寄せて座れない。

施術後:痛みは少し右股関節に残ったが、かかとを引き寄せても膝が広がる。

整体チェック法でみた股関節可動制限との連動部位
  • 内部の緊張との連動 30%
  • 太ももの緊張からの連動 20%
  • スネの緊張からの連動 20%
  • 肩甲骨の緊張からの連動 30%

2回目施術

遠方の方なので、次の日の施術になっています。

股関節の可動域制限 施術前後の変化

股関節の可動域制限 2回目施術前後の変化の写真

股関節の可動域制限 2回目施術前後の変化の写真

右股関節の痛みは無くなり、さらに股関節が緩みました。

かかとはさらに引き寄せられて、腰が入り背中を施術前より伸ばせています。

解説

整体チェック法でみた連動部位にあるように、他部位との連動(引き合い)を取っていくことで変化していきました。他部位の緊張の蓄積を解放することで、連動(引き合い)を減らすことができるのです。

緊張の蓄積が解放されるイメージ図

緊張の蓄積が解放されるイメージ図

引き合いの中で、内部の緊張との連動が目立ちますが、これは、日常の温度差ストレスにより内臓系に溜まった緊張との連動になります。

蓄積の大半は、古い、本来は抜けていてもよいはずの緊張が、何らかの理由により残ったままになっている状態なので、カラダ(脳)にそれを気づかせて、自然な解放を促す手法で解放していけます。

「無痛の整体」、「優しい整体」と聞いてどう思われますか? 骨は動くのだろうか?からだは整うの? と疑問を持たれる方もおられると...

ストレッチをしても改善しなかった理由は、単純に申し上げれば、ストレッチによって緊張の蓄積が減らないからです。

解説 追記:2019.11.01

前回から3ヶ月開いてご来院がありました。

ヒアリングでは、肩の痛み。

股関節は調子よいみたいです。

3回目施術前のスナップショット(前回から3か月後)
3回目施術前スナップショット(前回から3か月後):右股関節の痛み無し、股関節の可動域は大きな戻り無し

3回目施術前スナップショット(前回から3か月後):右股関節の痛み無し、股関節の可動域は大きな戻り無し

  • 右股関節に痛み無し
  • 股関節の可動域は大きな戻り無し
  • 右の股関節が左より硬いのは課題として残る

まだ、緊張の蓄積が残っているので肩など不調が出てきていますが、時々、施術でリセットしていただいて、緊張の蓄積が減ってくれば、無理をして不調が出ても自然と元に戻りやすくなってきます。

緊張の連動(引き合い)は全身で影響し合う

股関節の可動域制限の説明ページなので、股関節と連動(引き合い)という視点でまとめていますが、連動(引き合い)は全身で影響し合っています。

つまり、他の部位の不調や可動域制限も同じ原理で起きています。

ページ、

施術実績から、カラダの緊張を順序よく解放していくと、顎関節症もよい方向に変化していきます。 筋膜を通じた引き合いで、顎...

に、わかりやすい動画とスナップショットがあるので、抜粋しておきます。

初回と4回目の施術前の状態で比較した全身の可動域の動画と写真です。

※5回目まで撮っておりますが、5回目が、からだのラインが分かりにくい服装だったため、4回目で比較しております。

前後屈の柔軟性確認動画(初回・4回目比較)

立位アライメントが整ったことと、後屈の柔軟性がかなり改善されていました。

立位スナップショット

初回施術前と4回目施術前の立位スナップショット

立位バランス(アライメント)が4回目のほうが整っています。

前屈スナップショット

初回施術前と4回目施術前の前屈スナップショット

少し可動域がアップしています。

後屈スナップショット

初回施術前と4回目施術前の後屈スナップショット

明らかな可動域の向上が確認できました。

カラダ下腹部内部との引き合い、みぞおち周囲の緊張との引き合いが開放されたため、後屈に対して特に効果が現れたわけです。

気を付けるべき生活習慣

冷え(温度差)により自律神経が乱れてカラダ内部(内臓系)にかかる緊張については、意外と盲点になっていて、一部の実績を出せている医師や治療師からしかこの提案が聞かれないのが実情なのです。

温度差による自律神経の乱れを日常の中で抑える努力をされている方は、改善が加速的に早まることを日々の施術から感じています。

温度差を日々リセットするために、冷え取りが有効ですが、冷え取りの湯温には個人ごとの最適値がありますので注意が必要です。お客様ごとに整体チェック法で温度と時間を確認してお伝えします。

ストレッチなどで悪化する場合があるとは

ショック療法やきつい療法は、カラダの防御反応が働く場合があるので注意が必要です。

防御反応とは、自律神経の仕組みが、入ってくる刺激に対して守ろうと緊張をかけてくる現象だからです。

マスキング的に緊張層が広く覆い、緊張が抜けにくい滞った状況になることがあるのです。

上記、A様もご来院前にきつい療法を受けたことで、和式トイレにしゃがめない状態に陥っていた時期があったらしいです。ストレッチも痛い箇所にかけると防御反応により、悪化方向に傾きますから注意が必要です。

これは、ストレッチやショック療法が悪いという意味ではなくて、それをかけないほうが良い状態に陥っている場合があると捉えてください。

緊張の蓄積が増えて不調に陥っている場合は、刺激は避けたほうが良いということです。

自分のカラダは自分が一番知っている? ドキドキしたとき、からだはどうなりますか? 意識しなくても心拍数が上がり、カラダが緊張します た...

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※注意 このホームページは、当院の整体施術によるお客様の改善経過のヒアリングと観察を基にまとめたものです。医療行為はおこなっておりません。整体は筋肉や骨格のバランスを整えることで、阻害要因をなくし、人が本来持っている自然治癒力を働きやすくするための技術です。事故や疾病が原因と思われる場合は内科や整形外科等の医療機関の診断をまず受けることが大切です。