膝が痛い
医療機関の検査で異常なしの膝の痛み、膝に力が入らない、正座できないなど、膝の不調のあなたへ。
膝の痛みは、筋力や半月板損傷ではなく、自律神経の仕組みが関わって起きていることが多いことをご存じですか?

- 溜まった緊張による緊張の高まり
- 他部位の緊張との連動(引き合い)
が、膝に影響することで痛みになるのです。
当院では、【整体チェック法】という、どの部分に取るべき緊張があるか?膝の痛みにかかわる緊張をチェックできる手法を持っています。
明確になったポイントの緊張の解放を促していくと、その場で痛みや可動障害の変化が見られ、お客様とそれを確認しながら進めていきます。
ここでは、当院でのアプローチや考え方を説明いたします。
膝が痛くて正座できない 70代女性。
「母なんですが...膝が痛くて正座できないんです。そんなんもできます?」
70代女性。お客様である娘さんと一緒にお越しくださいました。
「卓球の試合に出すぎて痛くなったのかも。レントゲンでは異常なくて、ヒアルロン酸の注射を10回打っています。」
右足の曲がりが悪く、膝裏に違和感。痛みがスネと太ももに出ている状態。
(一回目)
骨盤修正後、で、関節のズレと筋肉の緊張を取って、チェック法の反応が消えたところでベッドの上に正座していただく。
「できた!痛くないです。」
まだ、少し違和感が残っていたので、それを消して、さっと基本手技をかけて終了。
正座の再確認と、卓球の動きをしていただいて痛みが出ないことを確認。
俊敏な動きを見せていただけました。
(二回目 10日後)
「膝周りはなんとも無いです。卓球の試合も出てきましたよ。」
「むくみも取れて、膝のえくぼが見えてます。」
「でも、正座の時、足首が張るような感じがして...」
これは、基本手技だけで取ることができました。
もう、膝に関しては大丈夫でしょう。
筋肉の緊張は、温度差ストレスや心的ストレスなどの影響がありますので、普段、緊張をリセットできる習慣のアドバイスも行います。
左の膝の痛み・脛の痛み・股関節の痛みで足が上がらない 70代女性
「股関節の痛みと膝から脛にかけての痛みで左足が上がらないんです。」
「今回の股関節と膝の痛みは1年前からですが、44年前から膝痛やぎっくり腰やらを繰り返してきています。」
「30年前から太ももとお尻にヘルペスが出たり引いたりしていて、治療院や病院では関係性を指摘されています。」
MRIなど異状なく、ご紹介でご来院。70代女性。
前屈で左足全体に痛み。足を上げると左股関節と左膝から下スネ全体に痛み。

整体チェック法でみた不調との連動部位。
膝痛:
- からだ内部緊張との連動
- 膝を覆う防御反応による緊張
- ストレスが直にかかわり連動
防御反応がかかわる引き合い現象が左足全体に起きているみたいです。
股関節痛:
- 骨格的要素
- からだ内部緊張との連動
- 全体を覆う緊張との連動
全体を覆う緊張は内部緊張と防御反応による緊張が半々でかかわっています。
【初回施術 】
整体チェック法でチェックしながら、反応する緊張に対して自然な解放を促します。
都度受けられているショック療法による防御反応。これによる緊張層が反応してきます。
それを解きながら、奥に潜む残緊張を解放。
緊張の量が多いです。チェック法の反応が落ち着いたところで中間確認。
「あぁ!上がる。まだ痛いですけど。」
「かがむときの痛みも減っています。」
再調整で、
「股関節の痛みがなくなってきました。」
「膝から下はまだあります。」
再調整で、
「あ。減ってきました。」
「前屈はまだ膝から下に痛みが、でも範囲が狭くなっています。」
最終は、前屈での足の痛みは無くなり、足上げの時は膝に少し痛みが残る状態で終了。
ベースには温度差ストレスの影響があるので、半身浴の個人ごとの最適値をお伝えして終了。
【2回目 前回から7日後】
「2日間すごく良かったんですよ。」
「自転車をこいでもいつもの脛の痛みが出なかったし。」
「3日目からはだんだん痛みが出てきましたけど、前ほどじゃないです。」
【3回目 前回から7日後】
「前はゆっくり歩いていたんですけど、小股で歩く時は普通に歩けるようになりました。」
「でも、寝がえりの痛みが強まってきました。」
「背中に一点痺れが出てきました。昔出ていたことがあって消えていたんですけど。」
溜まった緊張を取っていく療法なので、改善の過程で昔の残緊張が表面化して似たような辛さが出てくることがあります。
残緊張は、施療が適切でなかった場合に残ってしまうことがあります。
表面化した古い残緊張を取ることで、さらにカラダに余裕ができて、不調が徐々に出にくくなります。
このことをご理解いただけて、ヒアリングでは伺えきれていなかった施療履歴のリストを次回の施術でお持ちいただけることになりました。
【4回目 前回から11日後】
「こないだ施術の後は何も感じないくらい良かったです。」
「一週間後にたくさん歩くことがあって、そしたら、膝が少し痛かったくらいで股関節とか何ともなかったんですよ。歩けました。」
「寝返りの時の痛みも膝だけになりましたし、一昨日は不思議と痛みを感じなかったんですよ。」
施療履歴リストをいただけたので、これも参考に施術をすすめていきました。

【5回目 前回から2週間後】
「今回は歩く時に膝下に遠くでしびれるような痛みが出るようになりました。」
「これは、昔にあった痛みなんですよ。」
これは、20代、最初に出た膝痛とよく似ているらしいです。
【6回目 前回から4週間後】
「普段、歩く時問題なくなりました。」
「仰向けで痛まなくなりました。横になったらまだ痛むけど前のようなことないし、痛みがない日もあります。」
「普段、痛かったことを忘れさせてくれるくらいになりました。」
よかった。
だいぶ落ち着いてきました。
まだちょくちょく古い残緊張が出てくると思います。あと数回一ヶ月のメンテナンス間隔で表面化する残緊張をとっていけば、さらにメンテナンス間隔をあけていけると思います。
膝痛に始まり、怪我、そして、ぎっくり腰を繰り返すようになり、事故の経験を経て左膝や股関節の今回の不調に至っています。
治療にショック療法を選択してこられたので、それが合っていなく、ショック療法によるカラダの防御反応がかかわることで、より緊張が抜けにくい状態になっていました。
過去の不調の残緊張が多く、落ち着くまで回数がかかることになりました。
これはショック療法が悪いという意味ではありません。
ショック療法を使う状態ではなかっただけです。
たとえば、「風呂上がりに冷水をかければ、カラダが発熱して冷え防止になりますよ。」という意見があります。
カラダの機能が劣っていない方が行えば実際に発熱効果が起きて効果があります。
しかし、冷えが進んでしまって機能が鈍っている方が行うと冷えを促進してしまう可能性があります。
この冷水をかけるという行為はショック療法的手法と言えます。
膝痛について
医療機関での膝痛への対応
医療機関では、レントゲンやMRIで関節の中の状態をみて、
- 軟骨のすり減り
- 半月板損傷
- 変形性膝関節症
などの判断をされて、状態によっては手術に至る場合があると伺っています。
手術を勧められず、「様子を見ましょう。」と、電気、シップ、痛み止めで明確な変化が無かった方で、通うのをやめられた方は少なくはないでしょう。
しかし、独自のアプローチで結果を出されている病院もあります。
膝痛の改善実績がある医師の見解をピックアップ
スゴ腕の専門外来(2016/11/15 TBS)で放映されていた、加茂整形外科医院 加茂淳院長のご意見に共感しています。
「あまり軟骨が減っていないのに強い痛みを訴える方もいれば、軟骨が減っているのにいつの間にか治ってしまう患者もいる。」
「軟骨が減っているから痛い、半月板が悪いから痛いというのは、生理学的には意味が通じない。」
「膝の痛みの原因は、骨とか軟骨ではなくて筋肉です。」
以上、加茂整形外科医院 加茂淳院長の番組での見解。
実際の991人を母数としたデータで、膝が痛い人も痛くない人も同じ割合で半月板の損傷が見られる。2008年ボストン大学医学部による調査研究データ。
スゴ腕の専門外来(2016/11/15 TBS)より引用
膝の痛みの原因は、骨とか軟骨ではなく筋肉という見解です。
加茂淳院長のブログを拝見すると、他の日本の医療機関が行った統計データがあったので引用いたしました。
研究チームは、東京都板橋区と和歌山県日高川町の50歳以上の住民計2000人以上を対象に、関節をX線で撮影するなどして調べた。変形性膝関節症と診断されたのは男性54%、女性75%、変形性腰椎症は男性81%、女性68%に上った。このうち痛みがある人は、男性の2~3割、女性の約4割にとどまった。(毎日新聞 2006年6月12日 20時12分)
加茂整形外科医院 加茂淳院長のブログより https://junk2004.exblog.jp/29537235/
変形性膝関節症が膝の痛みの原因ではないことが、先のボストン大学医学部による調査研究データとあわせて、統計的に証明されているといえます。
患者さんが良くなるまで後追いできている先生で、筋肉の状態が痛みの原因という考え方に共通点を感じますが、筋肉を緩め整える手法については、当院は独自の手法で行っています。
当院での膝痛の施術
膝痛を起こす筋肉の状態とは
- 全身の筋肉の状態が膝痛にかかわっている(連動)
- 自律神経が起こす緊張の高まり

膝周囲だけの筋肉ではなく、カラダ内部も含め、全身の筋膜にかかる緊張が、結果的に膝周囲に影響することで痛みを発しているのです。
緊張の解放で膝の痛みは変化
当院の施術では、筋膜にかかった緊張を解放することをおこないます。筋肉が自然に緩み、筋膜を通じた引き合いも無くなることで、その場で膝の痛みが変化します。
緊張の解放の仕方詳細→ どんな整体?
自然な解放を促す手法で、安全で改善速度が評価されています。
膝痛とからだの余裕について
私事、2002年の第27回 河口湖日刊スポーツマラソンで初めてフルマラソン完走できました。遠征までして、というプレッシャーを自らに課して制限時間ギリギリでの初完走でした。
膝痛というと当時の事を思い出します。
大会の半年前くらいから出始めたのですが、ある程度距離を走ると両足お皿の上に激痛が走るようになったのです。
激痛ですが、止まると何ともなくなる。屈伸してもなんともない。しかし、再度走り始めるとまた激痛が出てくる。
当時は、整体師ではなかったので、自律神経と痛みの関係を知りませんから、理解不明の膝痛としてとしか捉えることしかできませんでした。
しかし、今は違います。同じようなお客様も来られて、真の原因を認識できています。
- からだに余裕がなくなっていた
- プレッシャーによるストレス痛
自律神経の仕組みは、心臓や呼吸など循環器系を中心に身体全体をコントロールしてくれています。
それを第一と考えた場合、たとえば走っている最中に、からだに余裕がなくなってくると、自律神経系は走るのをやめさせようと筋肉に制限をかけてきます。
乳酸は疲労の原因ではない
運動疲労の正体は脳だった
運動を続けていると生体機能を調整している自律神経に疲労が蓄積するためホメオタシスが働き、あたかも筋肉疲労を起こしたかのようなシグナルを出して運動をやめさせようとします。
『すべての疲労は脳が原因』梶本修身 医学博士 著
プレッシャーによって脳が疲労することで、脳が痛みをかけてくるという痛みの出方もあると考えています。
自律神経に着目し、自律神経がかける緊張を減らすことでからだに余裕を作り、痛みの出にくい状態に改善を図る。
このような視点で膝の痛みに向き合います。
改善の過程でやらないほうがよいこと
不調を感じたときに、揉んだり叩いたり、痛い箇所を刺激しないことが大切です。
筋力トレーニングも改善の過程では行わないほうが良いです。
痛みが出ている状態は、からだに余裕がない状態なので、よくなってからにしましょう。
施術回数の目安
緊張の量により改善回数は変わってきます。
初回施術時に、個人ごとの施術回数の目安とおすすめの施術間隔をお伝えします。(ご来院を強制するものではありません)
施術モットー
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- 整体チェック法で施術ポイントを明確にします
- ”整体チェック法” を使い、不調にかかわっている緊張に直接アプローチ。その場で起きる変化を確認しながら調整を進めていく施術体系になっております。
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- 施術後のお辛さの変化を確認します
- 整うことで起きる可動域の変化や、不調の変化を確認していただきます。
変化の確認で、気になる箇所があれば必ず教えてください。負担がかからない範囲で微調整を繰り返します。
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- 習慣改善のアドバイスもします
- 私も以前そうでしたが、カラダに良くない習慣を良かれと思って行っていることがあります。
整体院 ほぐし庵
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