口が斜めに開く現象と美の追求による身体のゆがみの関係
美容目的で受けた施術で痛みが発生し、それが抜けなくなってご来院される方は珍しくありません。
痛みであれば、「それが合ってなかった。」と気づきやすいのですが、歪みについてはかなり悪化してから気づかれるケースが多いです。
理論的にカラダにとって不適切な施術であっても、その場では筋などが伸びて、改善したかのように錯覚するからです。
美の追求の施術で身体と顎のゆがみがひどくなってしまった 30代女性
30代女性がご来院。
- 口が斜めに開く
- 全身のカラダの捻じれで足の左右差が生じている
動画公開の許可をいただきましたので、埋め込みしました。
顎関節症改善動画(初回の変化・5回目の状態まとめ)
5回目は、前回の施術から4週間開いての施術です。
まだ、改善途中で、アゴと捻じれの安定には、あと3回は施術が必要な状態です。
しかし、日常ではアゴの状態は調子の良さを感じていただけるようになり、
他の不調についても、
- 日中の食いしばりがかなり減った
- 夜の食いしばりの減りを朝のアゴの状態から感じる
- カラダの力が抜けない感じがなくなった
- 手のしびれが出なくなった
ことから、このタイミングで中間公開としています。
カラダの防御反応について理解が必要
病院で異常が無い整体の範疇の痛みは、自律神経の乱れが関わる緊張の蓄積現象で起きています。

実際には、上図のように少なくはありません。カラダ内部の筋膜や筋肉の筋膜など様々な箇所に緊張がかかっています。
- 筋膜のテンションバランスの左右差→歪み
- 緊張の蓄積の高まり→痛み・しびれ
このように蓄積の仕方によって、歪み、痛み、しびれが発生するのですが、これを悪化させる要素があるので注意が必要です。
防御反応が不自然な歪みに関与していることが多い
筋肉に緊張がかかった箇所を伸ばしたり揉んだりするとどうなるか?
一時的には筋肉が柔らかくなったり、筋が伸びたりで、表面的に整ったかのように見える場合があります。
しかし、元々、自律神経の仕組みが理由があって入れている緊張箇所を伸ばしても、自律神経の仕組みが元の緊張状態に戻してしまいます。
厄介なのは、刺激に反発する方向に緊張を強めるので、硬さや歪みが増してしまう場合があるのです。これをカラダの防御反応と呼んでいます。
カラダの防御反応が蓄積に関わって起きる不調は、
- 解きにくい強い緊張
- 蓄積量が多い傾向がある
- 不自然な箇所に緊張を持ってしまう
このような状態になります。
不自然に口が斜めに開く、不自然な足の長短。
これは、よくない人工的な刺激を受けて、カラダの防御反応による緊張が溜まって起きていることが多いのです。
からだに刺激を入れることを全て否定しているわけではありません。
痛みを感じるような強い刺激には、上記防御反応が起きやすい。
ソフトな刺激でも、自分自身のコンディションによっては、からだが防御反応を起こす場合があるので注意が必要です。
その場の変化で判断するのではなくて、次の日にどうなっているか?など、ポイントを決めて状態を数値化しておくと、その施術が正しいかどうかがわかりやすくなると思います。
緊張の蓄積はリンパ・血流などを滞らせてしまう
緊張の蓄積が高まってくると、当然、血流やリンパなどに影響が出てきます。
自律神経の特性に着目して、必要なものと不要なものをきっちり判断しないと、逆効果になる場合があるわけです。
整体院 ほぐし庵
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