私の体験つれづれ
病は気から!?
症状を持っている人は真剣に悩んでいます。
故障の多かった私のからだに変化をおこしてくれた人には本当に感謝しています。
助けられたこと、意外な体験など、とりとめもなくつづります。
腰痛経験1
・3ヶ月苦しんだ腰痛 (23歳のころ)
腰は元々ウイークポイントで、警備のバイトとかしたときは立っているだけでも痛くなることがあったくらいだが、大学を卒業して間がない頃、何かの拍子でひどい腰痛になってしまった。
最初はそのうち治るだろうと思っていたが、状態は悪くなる一方で、横に寝ていても痛い状態。ヘルニアなのかなあとか思いながらシップとストレッチで調整していたが良くならなかった。
我慢が限界になり会社を抜け出して某医院へ飛び込んだ。
そこは関西では腰痛で有名な医院で、診察の後、リハビリ室へ連れて行かれて背筋運動をするように言われた。
「背筋???」
「私の苦しみが伝わっていないのかな?どういう診断をしているのだろう。気力が出ず、吐きそうなくらいに上がってくる腰の痛みをこらえている状態なのに。」
リハビリは適当にごまかしてその医院はもう行かないことにした。
会社の上司に相談したら、鍼灸院だったか整骨院だったか今は忘れたが、評判の治療院を紹介してくれた。
行ってみると、狭い空間にベッドが5~6台並んでいて患者が満員状態。先生は背中を順番にめくり、小さなローラーのようなものでころころ刺激?を与えていた。ちょっと不安になったが。私の番が来ても同様の施術で終わってしまった。
しかし、アフターケアのアドバイスはきっちりしてくれて、腰が熱を持っているから冷やしなさいと言われた。しかし、
「先生、私は今までずっとシップをしてきましたよ。」
と問うと。
「お風呂に浸かっていませんか?しばらくはシャワーだけにしてください。できるだけ短くね」
「・・・・・」
しかし、そのアドバイスを実行しながら3日おきくらいに治療院にかよった。すると、2週間もたたないうちに腰痛が消えてしまった。3ヶ月も苦しんでいた腰痛が2週間足らずで。
その時は、冷やすべき時は徹底して冷やす必要があるのだなあと思っただけだが。
整体師になった今、小さなローラーの意味がわかってきた気がする。わずかな刺激しかない施術だが、自己治癒力を目覚めさせる効果があったのかなと思っている。
このローラーのような施術も必要なのですね。
腰痛経験2
・スクワットでズキッ (27歳のころ)
汗をかいた後のビールを味わうためにスポーツクラブによく行っていた頃のこと。
ウエイトをかついでスクワットをしているとき、不安定さを感じたので足を少しずらしてしまった。やってはいけないこととわかっていたのだが、ウエイトも軽いしと安易にやってしまった。当然、腰がぶれた瞬間いやな感覚が腰に走った。すぐにウエイトを置いてストレッチをしたが、その時は体が温かかったせいか痛みはなく、大丈夫かなと次のメニューをこなしていった。筋肉が縮むような変な感触だった。
次の日が大変だった。痛くて気力がでない、動くのがつらい状態。
思い切って会社を休み、総合病院の外科に行った。
レントゲン写真を前に先生が「うーん」とうなりだした。
骨格は何ともないらしい。
だから原因がつかめず悩んでいるように感じた。
いらぬおせっかいかもと思ったが、「そのとき筋肉が縮むような感じでした」と告げると、「そうですか、ではくすりを出しときます」で終わった。
風邪で内科に行ったときみたいだなと思いながら大量に出されたくすりを貰って帰った。筋肉を緩めるくすりらしい。
くすりを飲み始めて2日目くらいにびっくりするくらい簡単に痛みが消えた。
腰以外の筋肉も緩むのかなと心配だったが、早く治ったし、ほっとした。
病院にはいろんなくすりがありますね。
ちょっと頼りなくても、痛くなったらまず病院。ですね。
肩の痛みが...
・気持ちしだいで
昔、フルマラソンを完走するために、ボクシングジムに通って体重の調整をしていたときのこと。自分としてはスパーリングはどうでも良かったのだが、上達に合わせてコーチが「やろうよ」と誘ってくれて、時々スパーリングをしてもらった。サンドバッグと違って相手が動くので同じ3分でも疲労度は全然ちがった。
打ち合うとやっぱり色々痛いところができてくるのだが、やり始めて2年近くなってきたころ左の肩口から7cmくらいのところが慢性的に痛むようになってきた。ストレッチをしても治らず、体が温まってくるとましになるため、徐々に暖め、慣らしながらいつものメニューをこなしていた。
格闘技なのでどこかしら痛みを持っているのは普通のことだが、あまりにも同じ箇所が継続して痛むため疲労骨折だろうかとか筋が切れかかっているのだろうかとか悩んでいた。
ある日、大学のボクシング部の1回生との練習試合の日程が決まり、まさかとは思ったが「出ませんか?」とコーチに言われた。
マラソン完走のため、ダイエットのためのボクシングなのに、こういうことは想定外。しかし、若い頃3年ほど空手の経験もあったため、断るのもプライドにさわる。しかし、当時37歳の私と大学生が...、練習試合といえど真剣勝負。
ダイエットどころではないぞ、マラソンどころでもない!?
怖さも感じていたが、丹田のあたりからふつふつと闘志が湧き上がってきた。「出ます」といっちゃったので練習の気合の入り方も全然違ってきた。「勝ちたい」ではなく「ダウンしたくない」ので必死になった。
しかし、いつの間にか肩口から7cmくらいのところの慢性的な痛みが消えていた。長い間悩んでいたのに。
痛みを感じているどころではないということか??
体って不思議です。
試合の結果ですか? ダウンはしませんでした...。
肩こり
・いつのまにか無くなっていた...慢性だったのに。(2008/08/26記)
結論から申し上げると、今現在、私は慢性の肩こりに悩んでおりません。
施術を行いながら、お客様に、肩こりをなくすには何が必要かをお伝えするのに、私の体験談をお伝えすることにしています。
いつも長くなっちゃうんで、このページにも書き留めておきます。
大学の頃、お金がなかったせいもあり、大阪から実家のある岡山までスクーターで帰ったことがあります。
冒険心が旺盛な20歳3月の春休みでした。暖かかくなりかけているときで、しばらくは快適に走っていたのですが、だんだん寒さがカラダに凍みてきます。
明石あたりだったか、フェリーに乗り込んで島つなぎに帰ろうかとも思ったのですが、運行していません。
しかたなく、肩をすぼめて、ひたすらアクセルをひねり続けました(ばかですね、もう引き返すこともできません)。姫路あたりだったと思いますが、右肩に今まで感じたことがないような違和感を感じ出しました。
はじめてコリを感じた瞬間でした。
9時間くらいかけて岡山まで帰り、お風呂に浸かって肩の痛みを和らげようとしましたが、なかなか簡単にはいきません。
右肩に別の組織が入り込んだかの様な感覚。肩こり生活の幕開けです。
母がマッサージによく通っていたので、その影響もあったのですが、お金さえあればマッサージに行き、家では按摩器などの健康器具でたたいたり揉んだり、右肩の違和感は押さえ込むと和らいだので、?型の器具でぐっと押さえ込んだりしていました。
マッサージに行くといつからか、「硬いですね」と言われるようになり、受けている私は、(この硬い肩を鎮められる力があるのかな)とか考えながら受けていました。
マッサージが癖になり、強い刺激でしか癒されない。硬さは遺伝と思い込み、姿勢が悪いから進行していくと勘違いしていた時期でした。
整体の勉強を始めて
自律神経の特性を学びました。このことは未知のことで、理解するのに少し時間がかかりましたが、整体を施すなかで無視してはいけないことだと感じました。
まず最初に私が、私自身に行ったことは、強い刺激を絶つこと。
按摩器にのらない、?型の器具を使わない、家内に背中を踏んでもらわない。
つらい時は、カイロで暖めながらまぎらわし、守り通しました。
5ヶ月か6ヶ月くらい経った頃だったと思いますが、肩のつらさを感じていない自分に気がつきました。
(そういえば、ここのところずっと重さを感じていない。)
実際には4ヶ月くらいで正常にもどっていたのかもしれないです。
整体の研修で、お互いに技を掛け合ったことが効いたのだとその時は思ったのですが、今、改めて考えると、強い刺激を辞めたことが一番効いたのだと思います。
自律神経が肩を防御する必要なしと判断したということですね。
この業界に入って、以前の私以上に硬い肩の持ち主がおられることがわかりました。
京都で営業していた頃、強い圧を加えることの害を説明しながら、そして、揉まなくても肩がゆるむことを実践しながら、
「当店にお越しくださる間は、強いマッサージや叩くこと、そして、電気等もやめてくださいね」
これを実践されてリピートしてくださった方は、鉄板のような肩の人であれ、確実に柔らかくなるという事実。
当店では、心地よい手法と骨盤を重視したバランスの改善で、肩こりの一時的な解消だけでなく、凝らないカラダを目指して施術しております。
整体院 ほぐし庵
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